運命のカウントダウン
「先輩から、なんてきたのッ??」
「えぇ~。」
あたしが聞いても、嘉恋はただ浮かれているだけだ。
「そうやってはぐらかすんだ~?
じゃあね~。
こうしちゃうぞ☆」
あたしは、嘉恋から携帯を奪った。
「あっ…ちょっと…!!」
【受信:勝田先輩】
『クリスマス空いてないかな?
嘉恋ちゃんとゆっくり話したいな。』
デートの…お誘い??
「嘉恋、すごいじゃん!!
もちろん、行くんでしょ?」
「行くよ♪
なに、着て行こうかな…☆」
やっぱり嘉恋はすごいなぁ。
一途で、前向きで…
可愛いし…。
ちょっと羨ましい。