曇り、時々晴れ。
「なんでここにフリガナふってあるわけ!?要らないよね!?」
紗良の強い口調に圧倒される。

「低学年の子が、説明にフリガナなかったら、分からないからだよ。必要だよ。」
「あっそ」

え!

あんなに、何も知らず怒ったのに、なんでごめんって言わないんだろ。

それに、話しかけても、すぐどこかへ、言ってしまう。

「だいじょぶ?」
「アキ!?」
気がつけば、アキがそこにいた。

「なんか、最近紗良ちゃんが無視してきて……私、何か、したのかな……。」
「フリガナふるだけで怒るあいつがおかしい。紗良はそーゆーやつだろ。」
お前は悪くない、と。
力強く言ってくれた。

「ありがと」

これが、アキを意識し始めた理由かもしれない。
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

花束に、気持ちを込めて。

総文字数/4,194

恋愛(純愛)12ページ

表紙を見る
学園バトル! ヤンキーねーさんに恋する俺

総文字数/5,779

恋愛(キケン・ダーク)10ページ

表紙を見る
こんなあるある、アリですか!?

総文字数/687

ノンフィクション・実話4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop