Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~


「別にいいよ……ただ…」


「ただ?」


言葉を途切れさせた俺に、怪訝な表情で颯人が顔を上げた。


そんな表情にさえドキリとしてしまう。


そう…こんな顔が見られるだけでもまし、かな。


俺は小さく笑ってから颯人の目を見た。


「これからも屋上、行ってもいいか?」





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