Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~


「俺がマジで七瀬颯人のこと好きだって言ったら、……お前どうする?」


「へ?」


自分の声がやけに大きく聞こえた気がした。林の目が見開かれる。


驚きの表情から、困惑、そして苦笑した。


その様子を俺はジッと見つめていた。


きっと馬鹿にされるか気持ち悪がられて終わるんだ。
そう思って短くなった煙草を足元に放り投げ、踏み潰した。





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