Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~
そう思いながら何の気なしにその文庫本をパラパラとめくった。
…なんか、よくわかんねぇ詩が多いな。
詩なんて学校の授業くらいでしか読んだことがないから、この詩がいいのか悪いかなんて全くわからない。
……ん?
読み込まれた本のページの中、一箇所だけいやに癖のついているページがあった。
自然とそのページが開いてしまう。
俺はその詩に目を落とした――。