Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~


「どういう意味って……そういう意味だよ」


颯人はニッ、と悪戯っ子のような笑みを見せ、俺の腕からスルリと自分の腕を離した。


「ほら、話があるんだろ?早く行こうぜ」


そう言ってスタスタと先を進んで行ってしまう颯人の背中をポカンと見つめて、俺は思わずひとこと。


「冗談、だよな……」








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