Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~


「おっまえマジ性格悪……」

俺が呆れ顔で溜め息をつくと、未だ顔を近づけたままの颯人が首を傾げた。

「嫌いになった?」


その仕草にカッと顔が熱くなる。


「な…!んなことくらいで嫌いになるかよ」


慌てた俺が返すと、颯人はクスッと笑って、良かった、と囁いた。


……その笑顔を見ながら、俺は混乱していた。





颯人は一体何を考えてる?





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