Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~


「………な、んだよ、螢?」


戸惑った颯人の声が耳元で聞こえた。


当たり前だ。


今、俺は颯人を抱きしめているんだから……。


颯人の片手を掴んで自分の方へ引き寄せた俺は、そのままの勢いで彼の背中に手を回していた。





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