Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~


――止めとけよ。今なら…まだ引き返せる。


頭の奥で微かに囁く声。


だけど身体は勝手に動いて……。


「な………っ!?」


僅かに目を見開いた颯人が目に入った、と感じた次の瞬間。


俺の手は彼の肩を、腰を、引き寄せていた。


颯人の細い身体が腕の中に納まる。






微かに甘い香りが鼻をくすぐった気がした―――。







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