Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~


間近にある颯人の唇に、自然と目がいってしまう。


緩やかにカーブを描いて笑みを浮かべるそれが、自分を誘っているようで……。










せっかく繋ぎ留めた理性の糸が、





切れた。





俺は吸い寄せられるかのように、颯人の唇に、自分の唇を寄せ――――








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