Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~
羞恥心と、憤りと、情けなさと……あらゆる感情が胸の中を渦巻いて、目が回りそうだった。
…あぁ、なんなんだ俺?
何してんだよ?
「当たり前だ。カラかう以外に何が?まさか少しでもその気になってたとでも?」
「な…っ!」
思わずカッと顔が熱くなった。
唇を歪めて笑う颯人は俺の顔を下から覗き込むように見上げ、スゥッと真顔になって、言った。
「まっぴらだ、男相手に欲情するヤツなんて。有り得ないね」