Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~


颯人の冷たい視線が俺の手に落ちる。


「……触るなって言ったの、忘れた?」


「覚えてる……けど…」


「けど、なんだ?」


「……離さない」


目の前で冷たい顔を見せる颯人を見ていたら、俺のなかからまた声が聞こえた気が、した。




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