Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~
無理矢理に押し付けた唇。
予想以上に柔らかい颯人のその感触に、全身ゾクリと粟立った。
首に掛けていた右手の指を、ゆるりと移動させる。
制服のボタンを、一つ、外した。
……ヤバい。とまらねぇ…。
これ以上は止めておけ、そんな理性の声が聞こえた気がした。
けれど、それを打ち消すかのように。
俺の舌は、颯人の唇を割っていた―――。
その時だった。