Forbidden Desire~秋風に舞う葉のように~
「ふふっ、馬鹿だよねぇ、螢。……撮らせて貰ったよ、無理矢理俺を押し倒して犯そうとする秋川螢。これ、学校でばらまいたら面白いだろうね」
濡れた唇を舌で舐め、にやりと微笑む颯人。
床に寝たままクスクスと笑い出した。
俺は………、颯人の上から動くことも出来ずに、その液晶画面を見つめているだけ―――。
なに、やってんだ俺?
そんなことくらいしか、考えられなかった。
あまりに自分が情けなくて、バカらしくて……。