覚悟はいいか!【完結しました】
「この怪我………塚本さん絡んでるんだよね?
だから塚本さんも警察に行くって言ってるんだ
でも、優ちゃんが被害届を出さないなら俺達は何も言わないよ」
「社長………」
優はみのりにぎゅっと抱きついた
みのりは、また困った顔をして俺を見る
優は子どもの様だった
「みのりさんと一緒にいたのは事実です
でも、私は自分で階段から足を滑らしてしまいました
かなり上から後向きで落ちたから………
みのりさん、その時私に言った言葉覚えてますか?
凄くショックでした、階段から落ちるときのみのりさんの顔、わすれ、られない……
私が、ずっと、みのりさん、きずつけ、てた」
優はその時の事を話始めた
涙を堪えながら必死で話す姿にみのりも何かを堪えていた
階段から自分で?それはみのりを助けるため?
でも、優は嘘をついてる様には見えなかった
でも、みのりは、押したって
「大好き、なのに、傷付けてごめんなさい」
「ばか、あなたは、お人好しのばか、よ」
みのりもギュッと優を抱き寄せた
優が言っている事が真実なのか
「みのり、お前、押したって……」
そう言うと驚いたのは優だった
優は"どうして!"とみのりを見ている
みのり自身も自分の行いを止めたかったのだろう
そんな事、出来るやつじゃない
でも、優への嫉妬も嘘じゃないんだ
だから、"押した"なんて嘘ついて自分を追いやるつもりだったのだろう