覚悟はいいか!【完結しました】
「隆也、まず聞くけど思い当たることは?」
「ないよ」
お腹がいっぱいになってコーヒーを入れて一息ついた時に話始めた
隆也も誠さんもどこか緊張していた
「そう、三週間会わなくなった最初のきっかけは?」
「俺が出張だったんだ、一週間」
「帰ってからは?」
「美幸が体調不良だって言うから…………」
体調不良でも、今までの隆也なら会いに行ってるはず
やっぱり、隆也は…………
ううん、ダメ
ちゃんと、聞かないと!
「その前に美幸から誘ってきたでしょ?
それに、今までの隆也なら会いに行ってるよね?」
そう言うと隆也は…………
ほんのりと乙女の様に頬を染めた
その様子に自然に眉間に皺が寄る
何照れてんだ!
私の殺気に気付いたのか、隆也は慌てて話始めた
「美幸が誘ってくれた日はめちゃくちゃ会いたかった!
美幸が誘ってくるなんて超レアだし!
めっちゃ可愛かったし!」
「隆也」
興奮気味の隆也を静止させ、また眉間に皺が寄る
いつもの隆也だ
ウザいくらいに美幸大好きな………
「あ、悪い
あ、あの日、指輪を取りに行ってそのまま結婚式場を見に行く予定だったんだ
内緒にして、美幸を驚かせたくて
体調不良って聞いた時は直ぐに行くって言ったら…………吐き気が酷くてそんな姿隆也に見せたくないなんて言われて…………
そんな可愛い事言われたら俺…………」
少し言い澱む隆也
そのあと、大きな爆弾を落とした