覚悟はいいか!【完結しました】
「「優………」」
誠さんが立ち去って、二人に声を掛けられた
何だか恥ずかしくて俯いていた顔を上げれば唖然とした二人の顔
「な、なに?」
「あんた!なに、あのイケメン!
確かに、あの時もいい男だって言ったけど
改めて見たらめちゃくちゃ、いい男じゃない!」
「美幸!誉めすぎだろ!
あ、いや、でも、間違いない
男の俺から見てもいい男だな
挨拶するときに、さりげなく俺から先に名前呼んで握手したりとか
正直、気分いいわ」
「そ、そうなの?」
また、さっきとは違う恥ずかしさが襲ってくる
「優………ちょっと心配だったけど心配いらなかったみたいね」
「充ショック受けるな」
「充って、とっくに終わってるじゃない」
「言っただろ?充は後悔してるって
自分の仕事にも誇りを持てて、余裕も生まれたからな
そうなったらお前の良さを再認識したんだろ?」
「それでも、充とはやっぱり終わったことだよ」
「まぁ、俺から優にはイケメンの超絶いい男がいてて、溺愛されてるからって言っとくよ」
「で、溺愛って」
「強ち間違ってないと思うけど?なぁ、美幸?」
「間違いないね!愛しそうに優のこと見てたよ
優………すっごくお似合い
充には悪いけど、やっと優にお似合いの人が現れたんだと思った」
どうやら、誠さんは二人に認められたみたい
しかも、べた誉めです