覚悟はいいか!【完結しました】
公認ですか?
「え?隆也ですか?」
あのあと、私たちは気持ちを確認するように抱き合った
ベッドに肩肘ついて、急に誠さんが「ずっと聞きたかったんだけど」と言って
聞いてきたのが隆也との関係
「そ、あのイケメンって優の元カレ?」
え?
元カレ?隆也が?
私と隆也が付き合う姿を想像してしまい笑えてきた
クスクス笑う私に「その笑顔は可愛いんだけど」と口を尖らせ拗ねた
「すみません、あまりに無い話すぎて想像も出来なくて笑えてしまいました」
「無くはないだろ?あんな近くにあんなイケメンいてたら惚れるだろ?
性格も良さそうだし、優の事も大事にしてるっぽい
付き合ってなくても、昔、好きだったとか」
「もう!どうして、そんな想像できるんですか?
確かに、隆也は友達としていいヤツです
大事にしてもらってると思います
でも、それは美幸の親友だからですよ
誠さん、隆也のことも買い被り過ぎですよ
隆也の世界は美幸だけですから
隆也と美幸はお互い初恋で初カレカノで恋を成就させたんです
はっきり言って、美幸と付き合う前は好きなくせに言えないただのヘタレです
何度、殴ったことか」
「え?優が殴ったの?」
「ええ、何度も!泣かせてもやりました!」
誠さんは「うわっ、俺も殴られたいかも」なんて、どM発言までしている