覚悟はいいか!【完結しました】



私は先に帰って、言われた通りお風呂に浸かった
湯船に入って、一息つくと少しずつ身体の力が抜けて頭がクリアになる

ドタドタと音が聞こえて誠さんが帰ってきたのがわかった


「優!優!優!」


バン!と音と共に開いた浴室の扉
わかってはいたけど、誠さんの姿
ふと、ここは浴室で自分の姿を思い出した


「キャー!ま、誠さん!エッチ!出て行って~」


そう言ったのに誠さんは、出ていく気配がなく
なんとな~く、嫌な予感


「俺も入る」


や、やっぱり!


「ま、誠さん!わ、私、すぐ出ますので!」


そういってる間に誠さんは、さっさと服を脱いでしまった
明るい電気の下で見る誠さんの裸体に目を逸らした
は、恥ずかしい!


「何を今さら恥ずかしがってる
優の身体は隅々まで見てるんだ、味まで知ってる
昼間にヤったこともあるだろ?」

「そ、そう言うこと言わないで」


露骨!露骨過ぎます、誠さん!
もう少しオブラートに!

でも、誠さんは、ゆっくり湯船に入ってきて後ろから抱き締めてきた
小さく聞こえた"良かった"に私は身体の力を抜いて彼に預けた


「後でゆっくり話しよ
今はこうさせて」


ぎゅっと、腕に力が入る
全身で感じる想いに泣きそうになった


「ごめん、反応してきちゃった」

「え?あ、……………もう!誠さん!」


固いものが当たってるのがわかって、私は真っ赤になる
ちょっと感動してたのに!


「はは、ごめんごめん!ま、許して?優だけだから」


あのあと、私を抱き抱えて浴室を出て服を着るまで抵抗する間もなく委ねるしかなかった






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