覚悟はいいか!【完結しました】
終結の刻



私は戸惑いながらも事の始まりを伝えた


「二ヶ月も前から?誠は知らないよね?」

「はい、誠さんが居ないときが殆どだったので
いま誠さんが出張なのも知っているかもしれません」

「優ちゃん、誠の元カノとか知ってる?」

「はい、前に会いました」

「やっぱり元カノの線ですかね?」


隆也がそう言うと社長は「可能性は高いよね、」と言いながら私を見た


「でも、付き合い始めなので結構前です
私には直接何もありませんでした
誠さんが話されたみたいで………」

「それでも、虎視眈々と機会を伺ってたのかも知れないからね
誠も明後日には帰ってくるからその時みんなでまた話をしよう」


私はどうしたら良いのか全くわからなかった
「消えろ」と書かれた大量のメッセージに私は堪えられなかった

情けない
結局皆に迷惑かけてる
まさか充にも充の彼女にまで


「莉奈さんにも注意してください」

「あぁ、女性は特に一人では出歩かないようにしてね
優ちゃんの事で関わりそうな人には連絡しておいてね
優ちゃん、明日は休んでも良いよ」


私は首を振った
会社に行って、会いたい人がいる


「行きます」

「じゃあ、ここからね
家に帰るのは許さないわよ」

「美幸………」

「二人がいいならそうさせてあげて
明日、タクシー手配するから三人とも会社にはタクシーで行って
会社は人も多いから、安心ではあるけど気を付けるんだよ」








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