覚悟はいいか!【完結しました】



社長の言葉に甘えることにした
みのりさんに会って話がしたかった
みのりさんにも何かあっては困るから


昨日は動揺して酷い言葉を言ってしまったからちゃんと話したい



社長の言葉通り、朝にはタクシーが待っていた
三台用意すると言った社長に俺が二人を送り届けますと隆也が言ってくれて
私、美幸、隆也の順に会社へ送ってもらうことになった



「みのりさん、」

「あ、優ちゃん」


休憩時間に人事課に行ってみのりさんを見付けた
昨日のこともあって少し心配だったが、みのりさんは逆に心配そうに私を見ていた


私を心配してくれているみのりさんも巻き込んでしまうかも知れない


「少し話しても良いですか?」

「大丈夫よ、ここでいい?
どこか人目につかない方がいい話かな?」


みのりさんは私が言いにくそうにしていたから気を使ってくれて
少し離れた階段で話をすることにした

ここは、普段使うことがないから人も少ない
私はみのりさんに今までの事を話した


「なにそれ!酷い!優ちゃんは大丈夫なの?」

「はい、社長が昨日話に入ってくれて」

「社長が?」

「私の友達も守るって言ってくれました
みのりさんの事も言ってます
タクシーを手配してくれて 」

「そうなの?社長が知ってるなら安心ね」


本当に有難い
社長が全面的にサポートしてくれるから
私よりも人脈がある社長なので確かだ

解決したらきちんと返したい



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