略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
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6月28日(金)

今日は、久しぶりに結とたくさん話した。

引き継ぎのために。

午前中にほとんどの引き継ぎを終えると、俺は言った。

「今日、最後だろ? 一緒に飯、行かないか?」

結は少し間を置いて、

「そうだね。」

と返事をした。


俺はまたあのカフェに連れてきた。

「天、ここ、好きだね〜」

と、結。

「思い出の場所だからな。」

俺はしみじみと言った。

「天が私を泣かした思い出ね。」

結が自嘲する。

「そうだな。」

と俺も苦笑した。
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