略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
「だって天、顔に下心ありますって書いて
あるもん。」

「そんな事、書いてねぇし。」

「じゃあ、ほんとにお茶だけでいいんだね?」

「いや、それは…」

ちょっとは、いい雰囲気になって…

「今日は初日だから早寝しろって天が
言ったんだよね?」

「それは言ったけど…」

「じゃあ、おやすみなさい。」

「はぁ…
しゃあねぇな。
おやすみ、結。」

俺は、40㎝分屈んで、結の額にキスをした。

鼻先にある結の髪から、優しい香りがした。


俺は結が部屋に入るのを見届けてから、踵を返して階段に戻り、自宅のある3階に上がった。


まさか、結がこんな事までしてくれるとは思ってなかった。


結は何も言わないけど、やっぱり俺の事、好きなんじゃん。

かわいい奴。


俺はそんな結も大好きだよ。

結、愛してる。



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