略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
バスケ
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
バスケ
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
4月30日(火) 9時半。
結を迎えに行って、体育館に向かう。
今日は、うちの本社が持つ体育館の半面を借りている。
反対側では、本社のバレー選手が練習していた。
うちのバレーチームはとても強くて、全日本の選手が何人もいる。
「天、見て見て! すごいよ!」
結がバレー選手を見てはしゃぐ。
他の男を見て、喜ぶなよ。
ムカつく。
「お前、誰の応援に来たんだよ。」
俺が不貞腐れて言うと、
「いいじゃん。
天があの人達よりカッコいいとこを見せて
くれれば、いいんでしょ?」
と結が言った。
「言ったな?
見てろ。惚れても知らないぞ。」
俺は結の頭をぐしゃぐしゃに撫でる。
「ちょっと、やめてよ!
頭、ボサボサじゃん!」
「ははっ
わりぃ、わりぃ。」
結は一生懸命、手櫛で直しながら、
「もうっ!」
と怒った。
バスケ
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
4月30日(火) 9時半。
結を迎えに行って、体育館に向かう。
今日は、うちの本社が持つ体育館の半面を借りている。
反対側では、本社のバレー選手が練習していた。
うちのバレーチームはとても強くて、全日本の選手が何人もいる。
「天、見て見て! すごいよ!」
結がバレー選手を見てはしゃぐ。
他の男を見て、喜ぶなよ。
ムカつく。
「お前、誰の応援に来たんだよ。」
俺が不貞腐れて言うと、
「いいじゃん。
天があの人達よりカッコいいとこを見せて
くれれば、いいんでしょ?」
と結が言った。
「言ったな?
見てろ。惚れても知らないぞ。」
俺は結の頭をぐしゃぐしゃに撫でる。
「ちょっと、やめてよ!
頭、ボサボサじゃん!」
「ははっ
わりぃ、わりぃ。」
結は一生懸命、手櫛で直しながら、
「もうっ!」
と怒った。