略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
「え?」

「ゴールデンウィークまでやってるとこ、
あるから、もし良ければ…だけど。」

「明日、明後日って、泊まり?」

「ああ。
3日には、帰って来れる。」

「天と2人?」

「………うん。」

さすがに泊まりは、攻めすぎか?


「………ごめん、やめとく。」

「そっか。そうだよな。」

「うん。
楽しそうだし、行きたいけど、もし、海翔が
知ったら、何もなくてもいい気はしないと
思うから。」

「うん。分かってる。
そう言うと思ってた。」

日帰りにしておけば良かった…

そのあとは、大した話をする事なく、結を自宅に送り届けた。

もう、連休明けまで、結に会えない。

結と彼氏を会わせたくない。

だけど、俺にはどうしようもない。

俺は悶々としながら、残りの連休を過ごした。
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