学生二枚
「ヤバい。遅くなった。」

 空はもう薄暗く、電灯の明かりは一つまた一つと点いていく。

 僕はまたあの土手道を歩いていた。

 僕は少し気になっていた。

 昼に彼女を桜の木で見た時から彼女の姿が目に焼き付いてる。

 ちょうど彼女の事を考えていると、あの場所に着いた。

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