こんな出会いもいいかなって
私の名前はれな。高校2年生
高校2年目となれば、友達もたくさんいて充実してる...のはずだった。
とある休み時間のこと、私は教室でみっちゃんと雑談していた。
「どうしよう!みっちゃん!私まだ彼氏できてない!周りみんないるし!もお夏だよ!花火大会!海!ねえどおしよ~涙」
みっちゃんとは、小学生の頃からの付き合いでいわゆる
"幼なじみ"というもの。
「なら合コンする?」
「やー合コンはやだ。」
こんな普通に合コンする?なんて聞いてくるけど、みっちゃんには、1年ちょっとになる彼氏が居て超ラブラブ!羨ましいよね!ね!
「あんた誰に向かってしゃべってんの?」
「え~盗み聞きしないでよ~」
「あんたの心の声が出てるだけでしょーが」ベシッ
「いてっ。」
叩かれた~うぇーん。
「みっちゃーん涙」って抱きつくと
「れな離れて暑苦しい」
うん?ニヤけてるの頑張って誤魔化そうとしてるみたいだけどバレバレだよ?笑
すると、「ほんと仲良いよね~」「うらやましい」って周りから言われたりすることは日常茶飯事なの。
「ま。さておき、れな。どうするの?」
「ん?なにが?」
どうするってなんのこと?私なんかしたっけ?
「はあー。あんたが彼氏ほしい欲しいって言ってたじゃん。そんでそのためにどうするのって聞いてんの。」
あー、そういうこと!何をするって言われても。
あ!!
「まずは、ダイエットして、メイクも勉強して、可愛くなって街を歩く!そして、イケメンの前で可愛いハンカチを落として、拾ってもらって、仲良くなっ「もういい。ばか。」...まだ終わってない。」
「そんな上手いこといけるわけないわ。少女マンガの見すぎ。」
そうですようだ!だって、手繋いだことないし、キスもそれ以上も!ないよ!そもそも、人を好きになったことすらないんだから!
「じゃあとりあえずアプリ入れてみたら?」
怖いな~。ほんとに大丈夫なのかな。
「怖いんだ。」
「心の声なら出てないよ。」
「いやじゃあなんでわかるの。」
「あんなすぐ顔に出る」
あー、そういうこと!ってええーーー!!??!
うっそ。まじ。今までずっと??え。やばい。
「ちょ、みっちゃんそれ詳しく。」
「は、詳しくって何。」
「いや、顔に出てたって今までずっと?どんなときも?」
「え。うん。知らなかったの?」
うっそ。たまげた。びっくり仰天。
じゃあもしかして、あの1年の頃に研修で来てたイケメン先生の時も出てたのかな。
「もしかしてさ、、、1年の頃に研修で来てたイケメン先生の時も?」
これは違いますよーに!!!
「え?そうだ「キーンコーンカーンコーン」...笑笑」
え、うっそ。今いい時。やめて授業なんてしてる暇じゃない。ガラッ。「席つけー」先生許さぬ。
「田嶋、何してる。早く席につけ。」
「やだ。今いい時」
あ、先生怒る。やばい。ってことは無いんだ~笑
この先生悪ふざけ好きなの!ノリに乗ってくれる人だから!
「いいから。席につかないならお前の好きなお菓子は俺が食うぞ。」
そう言って、手に持ってるのは、私の大好きなカルポス、!
あー。欲しい。食べたい。
「席につくか?つくならこれ全部やる。」
「はい。戻ります。」
私はカルポスの誘惑に負けて、席についた。
周りは、クスクスと笑ってる。だってしょうがないじゃん!カルポスが私に食べてほしいって!
「れな~心の声!」
え?って思い周りを見ると注目されてた。最悪じゃん。
人生オワタ。
「まだお前半分も生きてねーだろー」って先生が。
またか。私は心の声漏れすぎでしょばか。
先生からカルポスも貰って、午後の授業も終わり、みっちゃんと帰るとき、あのアプリの話題に。
「結局入れれたの?アプリ。」
あ、まだだった。忘れてた笑
「今から入れる~笑」
よし!インストール完了!
へえ~これ偽名でもいいんだ。しかも、顔写真じゃなくてもいいのか~笑
結構安全なのかも??
「みっちゃん、設定終わった!」
「あとは、待つだけだね~笑 自分から送ってもいいんだよ?笑」
「それは無理ー!!!!」
「わかった。わかったから。笑」
しばらく歩いてると私の家に着いた、みっちゃんともばいばいして、家に入る
ピコンッ。お??さっそく??
え、「しよ」は?いや、無理なんだけどキモいって。
はい、即消去っと。
ピコンッピコンッ。またー?!!どーせへんた...い
あれ?「こんにちわ」って普通だ。
「とりあえず返信っと。「こんにちは!」こんな感じでいいのかな~」
"何歳?"え?これ実の年齢教えていいの?未成年ってバレたらやばくない?笑 まいっか!
「16です!」
ピコンッ。ドキドキ。。。"まじ?俺の1個下だね。俺高3なんだ。"ってええーーー!?こんなのあり?!
てっきり、おじさんなのかと。(コラ失礼。)
「そおなんですか!じゃあ先輩ですね!」
"そだね。これからよろしくね。"
「よろしくおねがいします!」
あれ。返信来なくなった。んーお風呂かな!まいっか!
っていつの間に...すっごい量の通知が...笑
とりあえず変なメッセージ以外の人には返信しよーっと。
ちょっと、さすがに多い。疲れた。
続きは明日にしよ。さて、お風呂お風呂~ ♪
"そういえば、名前聞いてなかったね。名前なんていうの?"
お風呂も終えて、ついでにご飯も食べたし、ちょっと勉強して寝よーっと!ん?なんか通知来てる。
あ!先輩からだ!!
「すいません!お風呂入ってました!れなです!」
数分後..."おっけー。俺はこうきだよー"
こうき先輩は、どうしてこのアプリ始めたんだろう。やっぱり彼女とか探してるのかな。よし、聞いてみよ。
「先輩!先輩は、なんでこのアプリ始めたんですか?」
"なんでだと思う?"
「んー、彼女探しとか」
"残念、ただの暇つぶし笑"
そだったんだー!なんか、眠くなってきたな。返信は明日にしよう。
次の日の朝、スマホの画面見るとすごい通知が来てた。
「一体誰から...え、先輩?」
"おーい寝た?"
"なー起きろよー"
"おれまだ眠たくないんだけど"
"なーって"
"はあー。"
うそでしょ。なんか、ちょっとドキドキしてる自分がいるんだけど、どうして?笑
「みっちゃん、アプリで知り合った人に朝起きたらトーク荒らされてて、それ見て少しドキドキしたの。これどういうこと?」
みっちゃんならきっとわかるよね?
「どういうことって、気になってんじゃないの。ってか、あんた早いね。初恋もまだだったくせに。笑」
「ちょっとー!!声大きい!」
「あんたの方が大きいわ」
あ、正論だわ。笑
でも、私が?昨日アプリで知り合った人のことを?
ないないない!だって、顔も見たことないし声も聞いたことないもん。きっと...ない。
高校2年目となれば、友達もたくさんいて充実してる...のはずだった。
とある休み時間のこと、私は教室でみっちゃんと雑談していた。
「どうしよう!みっちゃん!私まだ彼氏できてない!周りみんないるし!もお夏だよ!花火大会!海!ねえどおしよ~涙」
みっちゃんとは、小学生の頃からの付き合いでいわゆる
"幼なじみ"というもの。
「なら合コンする?」
「やー合コンはやだ。」
こんな普通に合コンする?なんて聞いてくるけど、みっちゃんには、1年ちょっとになる彼氏が居て超ラブラブ!羨ましいよね!ね!
「あんた誰に向かってしゃべってんの?」
「え~盗み聞きしないでよ~」
「あんたの心の声が出てるだけでしょーが」ベシッ
「いてっ。」
叩かれた~うぇーん。
「みっちゃーん涙」って抱きつくと
「れな離れて暑苦しい」
うん?ニヤけてるの頑張って誤魔化そうとしてるみたいだけどバレバレだよ?笑
すると、「ほんと仲良いよね~」「うらやましい」って周りから言われたりすることは日常茶飯事なの。
「ま。さておき、れな。どうするの?」
「ん?なにが?」
どうするってなんのこと?私なんかしたっけ?
「はあー。あんたが彼氏ほしい欲しいって言ってたじゃん。そんでそのためにどうするのって聞いてんの。」
あー、そういうこと!何をするって言われても。
あ!!
「まずは、ダイエットして、メイクも勉強して、可愛くなって街を歩く!そして、イケメンの前で可愛いハンカチを落として、拾ってもらって、仲良くなっ「もういい。ばか。」...まだ終わってない。」
「そんな上手いこといけるわけないわ。少女マンガの見すぎ。」
そうですようだ!だって、手繋いだことないし、キスもそれ以上も!ないよ!そもそも、人を好きになったことすらないんだから!
「じゃあとりあえずアプリ入れてみたら?」
怖いな~。ほんとに大丈夫なのかな。
「怖いんだ。」
「心の声なら出てないよ。」
「いやじゃあなんでわかるの。」
「あんなすぐ顔に出る」
あー、そういうこと!ってええーーー!!??!
うっそ。まじ。今までずっと??え。やばい。
「ちょ、みっちゃんそれ詳しく。」
「は、詳しくって何。」
「いや、顔に出てたって今までずっと?どんなときも?」
「え。うん。知らなかったの?」
うっそ。たまげた。びっくり仰天。
じゃあもしかして、あの1年の頃に研修で来てたイケメン先生の時も出てたのかな。
「もしかしてさ、、、1年の頃に研修で来てたイケメン先生の時も?」
これは違いますよーに!!!
「え?そうだ「キーンコーンカーンコーン」...笑笑」
え、うっそ。今いい時。やめて授業なんてしてる暇じゃない。ガラッ。「席つけー」先生許さぬ。
「田嶋、何してる。早く席につけ。」
「やだ。今いい時」
あ、先生怒る。やばい。ってことは無いんだ~笑
この先生悪ふざけ好きなの!ノリに乗ってくれる人だから!
「いいから。席につかないならお前の好きなお菓子は俺が食うぞ。」
そう言って、手に持ってるのは、私の大好きなカルポス、!
あー。欲しい。食べたい。
「席につくか?つくならこれ全部やる。」
「はい。戻ります。」
私はカルポスの誘惑に負けて、席についた。
周りは、クスクスと笑ってる。だってしょうがないじゃん!カルポスが私に食べてほしいって!
「れな~心の声!」
え?って思い周りを見ると注目されてた。最悪じゃん。
人生オワタ。
「まだお前半分も生きてねーだろー」って先生が。
またか。私は心の声漏れすぎでしょばか。
先生からカルポスも貰って、午後の授業も終わり、みっちゃんと帰るとき、あのアプリの話題に。
「結局入れれたの?アプリ。」
あ、まだだった。忘れてた笑
「今から入れる~笑」
よし!インストール完了!
へえ~これ偽名でもいいんだ。しかも、顔写真じゃなくてもいいのか~笑
結構安全なのかも??
「みっちゃん、設定終わった!」
「あとは、待つだけだね~笑 自分から送ってもいいんだよ?笑」
「それは無理ー!!!!」
「わかった。わかったから。笑」
しばらく歩いてると私の家に着いた、みっちゃんともばいばいして、家に入る
ピコンッ。お??さっそく??
え、「しよ」は?いや、無理なんだけどキモいって。
はい、即消去っと。
ピコンッピコンッ。またー?!!どーせへんた...い
あれ?「こんにちわ」って普通だ。
「とりあえず返信っと。「こんにちは!」こんな感じでいいのかな~」
"何歳?"え?これ実の年齢教えていいの?未成年ってバレたらやばくない?笑 まいっか!
「16です!」
ピコンッ。ドキドキ。。。"まじ?俺の1個下だね。俺高3なんだ。"ってええーーー!?こんなのあり?!
てっきり、おじさんなのかと。(コラ失礼。)
「そおなんですか!じゃあ先輩ですね!」
"そだね。これからよろしくね。"
「よろしくおねがいします!」
あれ。返信来なくなった。んーお風呂かな!まいっか!
っていつの間に...すっごい量の通知が...笑
とりあえず変なメッセージ以外の人には返信しよーっと。
ちょっと、さすがに多い。疲れた。
続きは明日にしよ。さて、お風呂お風呂~ ♪
"そういえば、名前聞いてなかったね。名前なんていうの?"
お風呂も終えて、ついでにご飯も食べたし、ちょっと勉強して寝よーっと!ん?なんか通知来てる。
あ!先輩からだ!!
「すいません!お風呂入ってました!れなです!」
数分後..."おっけー。俺はこうきだよー"
こうき先輩は、どうしてこのアプリ始めたんだろう。やっぱり彼女とか探してるのかな。よし、聞いてみよ。
「先輩!先輩は、なんでこのアプリ始めたんですか?」
"なんでだと思う?"
「んー、彼女探しとか」
"残念、ただの暇つぶし笑"
そだったんだー!なんか、眠くなってきたな。返信は明日にしよう。
次の日の朝、スマホの画面見るとすごい通知が来てた。
「一体誰から...え、先輩?」
"おーい寝た?"
"なー起きろよー"
"おれまだ眠たくないんだけど"
"なーって"
"はあー。"
うそでしょ。なんか、ちょっとドキドキしてる自分がいるんだけど、どうして?笑
「みっちゃん、アプリで知り合った人に朝起きたらトーク荒らされてて、それ見て少しドキドキしたの。これどういうこと?」
みっちゃんならきっとわかるよね?
「どういうことって、気になってんじゃないの。ってか、あんた早いね。初恋もまだだったくせに。笑」
「ちょっとー!!声大きい!」
「あんたの方が大きいわ」
あ、正論だわ。笑
でも、私が?昨日アプリで知り合った人のことを?
ないないない!だって、顔も見たことないし声も聞いたことないもん。きっと...ない。
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