こんな出会いもいいかなって
そして、先輩がアメリカから帰ってくるまであと1年!私は夏にアメリカにいる先輩のところに会いに行くことにした。
しかも、サプライズで。私が高3の時、先輩がサプライズ出来てくれたように私もサプライズする。
そして、アメリカの空港到着!
先輩の仕事場である唯一の日本人上司さんのさゆりさんが待ってくれてるはずなんだけどどれだろ~。写真でしか見たことないからな~。あ、いやビデオで見たんだった。

⦅れなちゃん?⦆
「はい。あ、さゆりさんですか?」
⦅そうそう!!待ってたよ!⦆

よかった。無事に合流できた。
あ、もちろん先輩には内緒。さゆりさんとその仕事場の人しか知らないの。私か来ること!

⦅さて、行きましょうか。こうきは、どんな反応するんだろうね笑⦆
「ですね、楽しみです!笑」

前までは、さゆりさんが先輩のこと下の名前で呼び捨てするのは嫌だった。けど、あることをきっかけにどうでも良くなった。なんせ、さゆりさんには、アメリカ人の旦那さんがいる!しかも、超ラブラブ!

⦅よし!着いたよ!⦆

うわー。おっきい。先輩こんなおっきいところで働いてるんだ。すごい。
今から先輩のとこ行くよ!待っててね!

チーンッ⦅エレベーターで行きまーす⦆「はい!」

うん。長いな。って、最上階じゃん。え、先輩ここにいるの?最上階に?

チーンッ止まった。
⦅ハーイおりまーす⦆「はい!」

降りた瞬間、私は気づいた。大好きな先輩の大きな背中。
コピー機の前にいる。
周りの人は私がれなだって気づいたみたい!、
そーっとそーっとそーーーーっと近づいて、
「先輩!!!」
私は先輩に飛びついた!笑

"は?え?なんで?れながいんの?"

やばい、面白い!周りの人も笑ってる!笑
なんでって、会いに来たんだよ先輩!!

「先輩、会いたかったー。」
"うん。俺も会いたかった。で、なんでいんの?笑"
「さっきからそればっか。笑」
"当たり前じゃん、どうやって来たのここまで。"
「さゆりさんに色々聞いて、迎えに来てもらった。」

さゆりさん...笑
ほんともう。心臓止まるかと思ったわ。笑
てか、まって、飛行機の中男とかいたくね?絶対見られたじゃん。

「どしたの?先輩?」
"れな。座席の隣、男?女?離陸着陸するとき怖くなかった?ちゃんと迷子になんなかった?話しかけたりしなかった?"
⦅こーき...過保護すぎよ笑⦆
「そうだよ笑 隣女の人だったし、怖くなかったよ。迷子にもなってない。話しかけられてもないよ笑」
"そ。ならいい。てか、さゆりさん以外の人も知ってたんですか。"
『Yes!!』と色んな所から聞こえてくる笑

"れなああああ"
「仕返しだもん!私が高3の時の仕返し!」
"お前まだ根に持ってたの笑"

私たちのやり取りを見て、さゆりさんが
⦅若いわね~⦆って笑
私はその言葉でみるみると顔が赤くなるのがわかった。
⦅あら、顔赤いわよ笑⦆『It's cute!』
すると、先輩が私の前に出てきて、すごく不機嫌そうに

"見んじゃねえ。"

ふふっ。笑 嫉妬してる笑

"てか、なんで今日なんだよ。俺の休みの日とかでもいいだろ。"
「今日がよかったの。」
"なんで、"
「だって、今日は先輩と初めて会った日だったから。」


は、何この生き物俺知らない。いや知ってるけど。
可愛すぎるって。覚えてるけど、まあれならしいな笑

"あね、そういうこと。かわいいね笑"
「あー!また子供扱いした!!」
"してないしてない笑"
「したもん!!!」
⦅あんたら帰ってして笑⦆
"や、仕事ありますし、"
⦅あんた元々ないよ。笑⦆
"は?"

それも黙ってたんだ笑 さすがさゆりさん笑

⦅今日は、ゆっくりしなよふたりで!⦆
「"はい!"」


それから、私たちは先輩の家に向かった。

「私、明後日には帰らなきゃなんです。もっと一緒に居たかった。」
"そっか。仕事だろ、仕方ないよ。"
「サボっちゃおっかな」
"ばか、教える側のヤツがサボってどおすんだよ"

ですよねー。

「じゃあ明日!アメリカ案内してください!!!」
"いいよ"

そして!次の日!
自由の女神見に行ったり、美味しいもの食べたり公園でゆっくりしたり、2人で名一杯楽しんだ!

「明日には帰らなきゃなのか~。」
"仕事がんばれよ。"
「先輩もね!」

2人は眠りについた。
目が覚めると、先輩が居なくて、仕事かなって落ち込んでたら、玄関が開く音が聞こえて。そしたら、足音がこっちに向かってて、慌てて寝た振りをした。なんでか自分でも分からないけど。

"まだ寝てんの?"
「・・・」
"れな、俺監督なれる自信ねーよ。れなを置いてまできて、覚悟して頑張ってたんだけどさ。最近失敗ばかりで。どうしたらいいんだろ。まじでわかんねえ。こんな俺のこと呆れるよな。ガバッ!...「そんなことない!それほどなりたかったんでしょ?覚悟して頑張ってたんでしょ?ならそれでいいじゃん。別に呆れたりなんてしないよ!先輩が今まで頑張ってきたの知ってる!」...れな。ありがとう"
「うん!!」
"よし、帰る準備しよっか。"
「えッ。」
"なんだよ笑"
「いや別に。あー帰らなきゃか。やだな。うん。」
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