こんな出会いもいいかなって
それから、1週間後の事。私はベッドに入ってて、寝るとこだった。
ピコンッ。誰だろこんな時間に

"れな、起きてる?"

!!!!!!!先輩?!!

「起きてます!どうしました?」
"いや寝れなくってさ、れなの声聞いてみたいなって思って無理かな?"

え、どうしよう!今?!今だよね?!私声変じゃないかな?!

数分後..."れなー?"
「はい、できます!」
"よし、かけるね"

トゥルルルルルルルルル"もしもし"......"れな?"

え、待って。まじイケボ。やばい。心臓おかしいよ。

"おーいれなー"
「あ、はい!!!」
"お、やっと笑 もしかして、忙しかった?"
「いや、暇です。」
"そう?それにしては、返事しなかったね笑"

すいません。それはだって、先輩の声がかっこよすぎて、!

"れな。お前可愛すぎ。"
「はい?急になんなんですか。」
"声に出てるから"
「え!」

ぎゃー!!!どうしよう!!人生最大の危機だよ!今!
恥ずかしすぎて死にそう。いや。死ぬ。

「はあーーーーーー。」
"あのさ、好きな人いたりする?"

え、すごく急だな。笑
好きな人か~未だに分かんないんだよね~笑

「実は私、まだ恋したことが無くて。」
"え、まじ?"
「はい。引きますよね。16にもなって恋したことがないって。」

あー、嫌われたかな。キモイとか思われたかな。

"いや!!!全然いいと思うよ。てゆーか、可愛いと思う笑"
「先輩は、私を殺す気ですか。」
"ぷっ。なんで?笑"
「さっきからドキドキさせられっぱなしです」
"そお?れなが純粋なだけじゃない?"

うっそだー。そんなバナナ。

「先輩。もしかしてほかの女の子にも言ってますか?」
"ん?なにを?"
「可愛いとかです。」

いやだ!先輩!他の女の子に言っちゃダメ...。

"言ってないよ。"

よかったー。"ほんと可愛い((ボソッ…"ん?なんか今聞こえたよーな。

「先輩、なんか言いました?」
"なんのこと?笑"

やばいわ俺。れなのこと、好きかも。可愛すぎ。

先輩絶対なんか隠してる。絶対なんか言ったもん。
拗ねて黙ってたら。

"拗ねてるの?"って先輩が。
「拗ねて無いです。ほっといて下さい。」
"ほんと可愛いって言ったんだよ。"

やばい暑い。今絶対顔赤いよ私。
てか、これっていつ切ればいいの?朝まで繋げとくのかな?

"もういっそ、寝落ち通話しよっか。"

ええー?!まじですか。先輩。
私、いびきかいたらどおしよう。寝言言ったらどおしよう。
そんな事考えてるうちにだんだん眠くなってきて、いつの間にか私は寝ていた。

「こうき先輩、好きかもです。zzz. . .」

こんな寝言を言っていたのも知らずに。
しかも、この寝言ははっきりと先輩に聞こえてて

"やばい。可愛い。"

次の日の朝、通話は切れてた。私のスマホの充電が切れてたみたい笑
よし。今日はバッテリー持ってこーっと。

「いってきまーす!みっちゃん!おはよ!」
「おはよれな。朝から元気だね。さては、あのアプリの人となんか進展あったんだ?笑」

なぬっ?!すごいよみっちゃん!!!すごい!
せーかい!進展あったの!なーんて素直に言えるはずもなく、

「別にないけど笑」
「それにしても顔がにやけてますけど。」

みっちゃんには、隠し事が出来ないみたいだ。
昨日の出来事をすべて話した。そしたらみっちゃん、すごく喜んでくれた!

「やったじゃん!いけるんじゃない?!がんばれ!」
「うん!がんばる!」

って、まるで私先輩のこと好きみたいじゃん。笑
ドンッ。あ、スマホ落としちゃった。

「すいません!」
"いえ。こっこそごめん。"

ん?今こうき先輩の声に似てたよーな、気のせいかな。
まいっか!学校遅れちゃう!笑

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