極上御曹司の愛妻に永久指名されました
用意してあったピンクのスーツに素早く着替え、荷物を玄関に運ぶ。
すると、風間も現れた。
「二十分ピッタリだな。そのスーツ、よく似合ってるじゃないか」
こいつに褒められても、からかわれてるって思う私って捻くれているのだろうか。
昨日のキスのこともあるし、素直に"ありがとう"と言えない。
「どうも」
澄まし顔で返してチラリと風間に目を向ければ、彼は私が卒業旅行でプレゼントしたネクタイをしていた。
「風間もそのネクタイ似合ってるわよ」
上から目線で褒めると、彼もクスッと笑って「どうも」と私と同じように答えた。
マンションを出て、風間が呼んでいたタクシーに乗り込み、東京駅に行き新幹線に乗った。
グリーン車に乗ったせいか、車内は割と空いていて静か。
当然のことながら風間と席は隣。
すると、風間も現れた。
「二十分ピッタリだな。そのスーツ、よく似合ってるじゃないか」
こいつに褒められても、からかわれてるって思う私って捻くれているのだろうか。
昨日のキスのこともあるし、素直に"ありがとう"と言えない。
「どうも」
澄まし顔で返してチラリと風間に目を向ければ、彼は私が卒業旅行でプレゼントしたネクタイをしていた。
「風間もそのネクタイ似合ってるわよ」
上から目線で褒めると、彼もクスッと笑って「どうも」と私と同じように答えた。
マンションを出て、風間が呼んでいたタクシーに乗り込み、東京駅に行き新幹線に乗った。
グリーン車に乗ったせいか、車内は割と空いていて静か。
当然のことながら風間と席は隣。