極上御曹司の愛妻に永久指名されました
「ぎゃあ〜!足がジンジンしびれる。私、この熱さは無理。先にあがって、隣の休憩所で待ってるね」
熱いお風呂ダメなのかあ。
気持ちいいのにな。
「うん」
笑顔を作って返事をすると、彼女は中に戻った。
しばらく浸かっていると、お湯の温度もちょうどいい感じになって、リラックスできる。
奥に行って月をボーッと眺めていたら、ウトウトしてしまいーー。
ガラガラッと扉が開く音がしてハッと目が覚める。
わー、つい寝ちゃった。
小春が心配して戻って来たのかな?
どのくらいウトウトしていたのかわからないけど、そろそろ上がらなきゃ。
立ち上がって扉の方に行こうとしたら、湯けむりが風で一瞬消えて、思わぬ人物が現れた。
か、風間!
「キャッ!」
彼を見て声をあげると、お風呂の中にしゃがみ込む。
頭の中はパニックだ。
どうして風間が女湯に?
わー、絶対に裸見られた〜。
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