極上御曹司の愛妻に永久指名されました
心臓が大きくトクンと跳ねた。
「ま、ま……待って」
心の準備が出来ていない。
「京都の時からずっと自制してきたんだ。もう待たない」
風間がキスをしてきて、もうなにも考えられなくなった。
知らぬ間に彼に浴衣と下着を脱がされて一糸纏わぬ姿になり、急に恥ずかしさがこみ上げてきた。
「ぎゃあ〜、み、見ないで〜!」
両手で胸を隠すも、彼はそんな私を見て楽しそうに笑った。
「見ないと出来ないだろ」
「恥ずかしすぎて無理」
子供のようにごねる私を、彼はセクシーな声でなだめる。
「無理じゃない」
風間が私の首筋や鎖骨、胸に口付けてきて、「あっ……」と自分のものとは思えない艶っぽい声が出た。
そのまま風間にリードされて、甘い痺れが私を襲って……。
「紫、好きだよ」
風間は私にそう囁いて、身体を重ねてくる。
破瓜の痛みに苦しむも、彼が愛おしむように私を抱き締めて、今まで知らなかった幸福感で満たされた。
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