極上御曹司の愛妻に永久指名されました
風間とひとつになることで、より互いの心が通じ合ったような気がする。
その後も彼に求められて、私たちは明け方まで愛し合った。



翌朝、朝食の席で私も小春も欠伸ばかりしていた。
今日は私と風間が並んで座り、向かい側に小春と長谷川がいる。
「風間たちは昨日何時くらいに部屋に戻ったの?」
いつもと変わらぬ穏やかな笑顔で風間に目を向ける長谷川。
「午前一時過ぎくらいかな」
風間は淡々と答えて、綺麗な所作でご飯を口に運ぶ。
「へえ、その時間はまだ起きてたけど、全然気づかなかったな。ね、小春」
長谷川が不意に小春に話を振れば、彼女は顔がポッと赤くなった。
これは長谷川と昨日の夜なにかあったな。
それに、長谷川は『小春』って呼んだよね?
何気に彼は小春と恋人になったってアピールしてるわけか。
「紫ちゃんは眠そうな顔してるけど、いつ寝たの?」
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