極上御曹司の愛妻に永久指名されました
柔和な顔をしてるのに、彼も恭一同様結構なSだ。
「まあ、冗談はさておき、紫ちゃんには業務連絡ついでに東京駅まで副社長見送ってもらうから、机周り片付けて準備しておいて」
彼の指示にいささか疑問を抱いた。
「なんでわざわざ見送り?業務連絡ならメールか電話で済むじゃないの」
「紫ちゃん、ドライだね。副社長は紫ちゃんにお見送りしてほしいんだよ」
本当に?
でも、内心では恭一とギリギリまで一緒にいられるのが嬉しかった。
「了解しました」
顔がにやけないよう澄まし顔で答えたら、長谷川がニコッと笑った。
「十五分後に出るから準備しておいて」
彼が秘書室を出て行くと、目の前の仕事をマッハで片付けてPCの電源を落としてコートを羽織り、バッグとスケジュール帳を手に持つ。
その時、ちょうど小春が戻って来て彼女に声をかけた。
「私、副社長をお見送りしてくる。田島さんにも伝えといて」
「まあ、冗談はさておき、紫ちゃんには業務連絡ついでに東京駅まで副社長見送ってもらうから、机周り片付けて準備しておいて」
彼の指示にいささか疑問を抱いた。
「なんでわざわざ見送り?業務連絡ならメールか電話で済むじゃないの」
「紫ちゃん、ドライだね。副社長は紫ちゃんにお見送りしてほしいんだよ」
本当に?
でも、内心では恭一とギリギリまで一緒にいられるのが嬉しかった。
「了解しました」
顔がにやけないよう澄まし顔で答えたら、長谷川がニコッと笑った。
「十五分後に出るから準備しておいて」
彼が秘書室を出て行くと、目の前の仕事をマッハで片付けてPCの電源を落としてコートを羽織り、バッグとスケジュール帳を手に持つ。
その時、ちょうど小春が戻って来て彼女に声をかけた。
「私、副社長をお見送りしてくる。田島さんにも伝えといて」