極上御曹司の愛妻に永久指名されました
恭一にそう訴えたら、彼の目が妖しく光った。
「それじゃあ、今お前をもらう」
「え?私?」
驚いて聞き返すが、彼は答えず私を抱き上げてベッドルームに運ぶ。
こういう展開は初めてではない。
「あの……その……待って!先にシャワー浴びたい」
いつもあたふたしながら止めるが、彼が聞いてくれた試しがない。
「後で一緒に浴びるから必要ない」
恭一はキングサイズのシックなベッドに私を下ろし、自分もベッドに上がると、スーツの上着を脱ぎ捨てた。
「わ、私じゃプレゼントにならないよ」
記念すべきイブだし、綺麗な身体の私を抱いてもらいたい。
なんとかシャワーを浴びたくて必死に抵抗するも、彼は極上の笑顔で反論する。
「俺にはお前が最高のクリスマスプレゼントだよ」
彼がネクタイを外して覆いかぶさってくる。
しっかりと目が合うと、恭一は私に甘いキスを落とした。
ズルイなって思う。
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