極上御曹司の愛妻に永久指名されました
飛行機を降りて、VIP専用のターミナルで入国手続きを済ませると、外で待機していたリムジンに乗り込んだ。
ひとり電車で帰るつもりでいたのだけど、風間に「ついでに送っていくから」と考える間もなく背中を押されたんだよね。
飛行機にはベッドがあって小春と一緒に寝てたし、帰りも車でそんなに長旅の疲れはない。
この車を降りれば、私のシンデレラタイムは終わりだ。
あっ、そうだ!
パリで買ったネクタイのことを思い出し、紙袋を取り出して、風間と長谷川に手渡す。
「これ、今回の旅行でいろいろお世話になったから」
本当はこんなものでは足りないくらいだけど。
「何?」と風間が訝しげな視線を私に向ければ、長谷川は私に「開けていい?」と笑顔で聞いてくる。
コクリと頷けば、ふたり共紙袋を開けた。
「ネクタイか。僕好みの色だ。ありがとう、使わせてもらうよ」
ひとり電車で帰るつもりでいたのだけど、風間に「ついでに送っていくから」と考える間もなく背中を押されたんだよね。
飛行機にはベッドがあって小春と一緒に寝てたし、帰りも車でそんなに長旅の疲れはない。
この車を降りれば、私のシンデレラタイムは終わりだ。
あっ、そうだ!
パリで買ったネクタイのことを思い出し、紙袋を取り出して、風間と長谷川に手渡す。
「これ、今回の旅行でいろいろお世話になったから」
本当はこんなものでは足りないくらいだけど。
「何?」と風間が訝しげな視線を私に向ければ、長谷川は私に「開けていい?」と笑顔で聞いてくる。
コクリと頷けば、ふたり共紙袋を開けた。
「ネクタイか。僕好みの色だ。ありがとう、使わせてもらうよ」