極上御曹司の愛妻に永久指名されました
こういう時の小春は、私になんとかしてって頼んでいるのだ。
「……わかった。今回だけね。次似たようなことがあったら、小春がふたりを止めてよ」
ハーッとまた溜め息をついて仕方なく受け取ることにするが、彼女はすぐに晴れやかな表情になる。
「紫が受け取ってくれて、良かったあ」
……ひょっとして、今の演技?
「ねえ、私が言ったこと聞いてたよね?ちゃんと次は風間と長谷川を止めてよ」
不安を感じて確認すると、小春はフフッと笑った。
「うん、うん、止めればいいんでしょ?頑張るね」
ちゃんとわかってる?
その回答、すご~く信用出来ないんですけど……。
おっとりキャラだけど、小春って実は計算高い?
なんせ彼女はあの風間の従妹だ。
キャリーバッグと紙袋を持って、小春と共に秘書室に戻ると、田島さんがキャリーバッグを見てニコッと笑った。
「あら、そのキャリーバッグ、副社長のと色違いね」
田島さん、その情報……聞きたくなかったです。
「……わかった。今回だけね。次似たようなことがあったら、小春がふたりを止めてよ」
ハーッとまた溜め息をついて仕方なく受け取ることにするが、彼女はすぐに晴れやかな表情になる。
「紫が受け取ってくれて、良かったあ」
……ひょっとして、今の演技?
「ねえ、私が言ったこと聞いてたよね?ちゃんと次は風間と長谷川を止めてよ」
不安を感じて確認すると、小春はフフッと笑った。
「うん、うん、止めればいいんでしょ?頑張るね」
ちゃんとわかってる?
その回答、すご~く信用出来ないんですけど……。
おっとりキャラだけど、小春って実は計算高い?
なんせ彼女はあの風間の従妹だ。
キャリーバッグと紙袋を持って、小春と共に秘書室に戻ると、田島さんがキャリーバッグを見てニコッと笑った。
「あら、そのキャリーバッグ、副社長のと色違いね」
田島さん、その情報……聞きたくなかったです。