あなたの心の片隅に。


佐「京輔おぼっちゃま。お久しぶりでございます」




京「佐藤さん!ってことは優哉もー

私「あ、優哉君はいないです。
佐藤さんも休みなのに付き合ってもらっちゃって」



今おぼっちゃまって呼ばれてた?


やっぱり京輔君もおぼっちゃまなんだ



京「そうなんだ。
あいつ何してんだよ」



少し不穏な空気になった。



私「いや、あの私も言わないで来ちゃったから」




京「ふーん。そっか」




やっぱりまずかったのかな?


でも言おうと思ったけど、夏妃さんいたし。

チャンスを逃しちゃったというか。




なにやら佐藤さんと京輔君はコソコソ話していたけど、

私は目の前に置かれた沢山の着物から選ぶのに必死だった。



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