あなたの心の片隅に。


その場からわけもわからず走り去った私。




(何やってるんだろう…)




ここがどこかもわからないベンチに座った私はやっと冷静になった




後ろから優哉君は来てないみたいだし、
もう呆れられたかな。




うまく言葉にできない感情が
ここ数日溢れてきて泣きそうになる



どうしよ…帰らなきゃいけないお家は優哉君もいるのに。



京輔君だって置いてけぼりにしてしまったから
謝りたいけど





「しーほちゃんっ」


急に視界が手で覆われた


私「京輔君?!」



京「あれ?俺じゃない方が良かった?(笑)」



私「そんなことっ」



京「うそうそ!
まだデート終わってないから」



私「デート?」



京「ドレス選びまだでしょ?」



あ、すっかり忘れてた。

もう夕方なのにまだ着物しか選べてないんだ



私「そのためにわざわざ探してくれたんですか?」



京「んー。まあ?」


そう言って私の前に来た京輔君
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