あなたの心の片隅に。


私「すごい綺麗…」



京「さっき渡したやつ持ってきてくれますか?」


そう言って店員さんから持ってきてもらった10着ほどのドレス。


私「……?」




京「実はさっき下見しててさ、
似合うと思ったの取って置いてもらったんだよね」



私「ええ!そうなんですか?
ありがとうございます」



私が優哉君に連れられて京輔君を置き去りにしてしまった時?


京輔君…私のために。


京「まっ!

でも志保ちゃん好みかわからないから
一緒に他のも見てから考えよ」



私の気持ちまでちゃんと考えてくれる


まるで王子様みたい…



京「ん?」



私「あ、いえ!なんでもないです」



もし私が嫁いだ先が京輔君のお家だったら?

…なんて考えてる私ってお嫁さん失格。

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