ずっと、好き。/碧田麻央〜コラボ小説~
そういう時に限って、私の目は彼の背中を見つけてしまう。



『佑京?』



声を掛けようか迷ったけれど、誰かを待っている様子のその背中に、あの女の子を連想してしまって、声をかけた。



「お〜、十叶」



『誰か待ってるの?』



胸がばくばくとなる。佑京があの女の子の名前を言ったらどうしようって。
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