ずっと、好き。/碧田麻央〜コラボ小説~
友達はラリーをしつつ、ふと私に視線を留めた。



「で、幼なじみくんは?」



『ん?』



「試合よ。出るんじゃないの?」



『…さぁ、知らない』



確かに私と祐京は仲がいいけれど、そんな日常的な情報交換をする程近い関係な訳でもない。



一番近くに居るはずなのに、心の距離は霞んでしまう程遠くて。
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