サヨナラの向こう側
動揺を隠すかのように、どうでもいい話をずっと喋り続けた。


涼太さんはそれをちゃんと聞いてくれて、話を盛り上げてくれた。



『送ってくれてありがとうございます。お休みなさい。』

家の近くの公園まで送ってもらい精一杯の笑顔でお礼を言った。

『またな。気を付けて帰れよ』


手を振って親を起こさないようにコッソリ家に帰った。


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