サヨナラの向こう側
『明日休みだから今日遅くなって大丈夫だよね?』


『なに?そんなに遅くまで遊ぶわけ?』


『今日は健ちゃんの誕生日パーティなんだ★』


誕生日?
そうゆうのは二人で過ごすものじゃないの?


『それって二人でしたほうがいいんじゃない?』


『大丈夫♪今日は友達が開いてくれる前祝いみたいなもんだから★
誕生日当日はちゃんと二人で過ごすよ♪』


そぅゆぅことね。
でもあたし手ぶらなんだけどな…

いいのかな?


大丈夫、大丈夫と、奈緒は先を急がせた。

駅につくと健ちゃんと知らない人が二人でタバコをふかしながら軽く手を振った。


< 6 / 21 >

この作品をシェア

pagetop