ハル色に染まるるを…



「これは冷え症だね。
血流が良くないんだよ。」


そう言うと、林田先生は
私の脇腹を触ろうとした。


「あの…やめて…ください…」

気持ち悪い…怖い!

また立ち上がろうとした私を見て
林田先生は、手を握りしめ振り上げた。

ーードンッ!

林田先生の拳は私の髪をかすめ、
デスクに大きな音とともに打ち付けられた。

!!?

そして、また大声で怒鳴られる。

「逃げるな!仕事だってそうだろう!
嫌な事から逃げるのはダメ人間だぞ!」


どうしよう…このままじゃ私…


助けて…ハルくん。


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