ハル色に染まるるを…



朝、ハルくんに送ってもらった私は
持ってきたお弁当を冷蔵庫に入れようと
休憩室へ来ていた。

すると、後ろから声をかけられた。

「本間さん、最近送迎付きよね!
あのすざまじいイケメン誰?彼氏?」

キラキラした目で聞いてくるのは
最近仲良くなった事務員の結城さん。

「ううん。幼馴染のご近所さん。」

ハルくんが彼氏だったら
どんなに嬉しいか…

「へぇ…付き合わないの?」

そう聞かれ、私は悲しく
なりながらも頷いた。

「…うん。」

すると結城さんは、
とても不思議そうに聞いてくる。


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