ハル色に染まるるを…



……


「また明日〜!」

時間どおり解散した事務所一同。

私は二次会には行かず、
迎えのハルくんカーに乗り込んだ。


「ゆい、おかえり。
何もされなかったか?」


ハルくんが心配そうに聞いてくれる。


「大丈夫!常に離れてたも〜ん。
お迎え〜ありがと。」

ほんとにハルくんは
私のヒーローだと思う!!

いつもよりテンションの高い私。


「おーい…ゆい。酔ってる?」

…まさか〜。
そんなに飲んでないもん!

「酔ってない!ぜーったい!
酔ってない〜!酔ってない!酔ってない!」

「はいはいはい、分かったから。
落ち着こうねー、お嬢さん。」

むー。何その対応。

いっつも、澄ました顔して!

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