ハル色に染まるるを…


…つもりだったのに。


!!!


触れ合ったのは


…柔らかい唇で。



「ゆい…お前、なにして…」

戸惑うハルくんをよそに。

もっとキス…したい。
そう思ってしまった。

…どうしたんだろう、私。
歯止めが効かない。

嫌われるかもしれないのに
止められなくなった。


「…酔ってるのかな、私。」


そのまま、ハルくんの唇に
今度は故意に重ねる。

すると突然手首を捕まれた。


ハルくんが見たことない表情で
詰め寄ってきた。

怒ってる…?


「ん…!!」


…え?ハルくん?


なんで?


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