ハル色に染まるるを…
「毎日、ハルくんの家で遊べるね!」
キラキラと目を輝かせて
一番可愛いはずの顔をする。
押しかけ女房してやるんだから!
ふん!と笑ってハルくんは答えた。
「俺に迷惑かけるなよ〜。」
そう言いながらも、どこか嬉しそうな
ハルくんに私は安堵する。
「ほら、早く荷造り!終わらないぞ。」
急かすハルくんはやっぱり楽しそう。
荷造りをする私の頭の中は、
新しい生活への期待と
ハルくんへの想いで溢れていた。