ハル色に染まるるを…
「お待たせ〜!」
「あ!ゆいセンセ。
ちょっとお願い!!」
ん?なんだろう??
先にあがって、待っていてくれた
結城さんが、顔を合わせるなり
慌てて声を掛けてくる。
「なになに?」
私が聞き返すと、彼女は
困ったような嬉しそうな顔で
お願いをしてきた。
「松田さんから、いまLIME来てね!
今日、ゆい先生も一緒なら
ご飯どうですか?って。」
「えぇ!?そうなの?」
これは、協力しなければ。
最近、結城さんとよくご飯に行っては
恋バナをしていた。
彼女は、松田さんが好きだそうで。
協力をお願いされ、私は快諾していた。
「うん、逆に一緒に行っていいの?
私お邪魔じゃない?」
結城さん的には
二人きりのほうがいいんじゃ……